――神山さんにとっては、10年ぶりの劇団☆新感線ですね。
「絶対にまた出たい!」と言っていた夢が、ようやくここで叶いました!
――また出たいと思われていたんですか。
もちろんですよ。僕自身の、お芝居に対する思い、向き合い方というものが大きく変わった転換点になったのが、それこそ10年前の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』(2016年、以下『VBB』)だったんですから。
――それは何をきっかけに、どんな方向性に変わったんでしょうか。
自分自身の価値観そのものもですけど、それまでの僕はめっちゃ人見知りでした。相手役の女優さんの目もなかなか見られないし、共演者と打ち解けるまでにすごく時間がかかるタイプで。だけど新感線の稽古場はアットホーム感がすごくあって、(生田)斗真くんや(中村)倫也くんや(小池)栄子さんや、ご一緒させていただいた方々、スタッフのみなさんが本当に優しく接してくださって。「これ、人見知ってる場合じゃない、そんなことはただの言い訳だ!」と気づけたんです。なおかつお芝居の経験も少なかったから、斗真くんが直属の先輩としていろいろ教えてくれる上、劇団員の(吉田)メタルさんからは殺陣の稽古中に「動画を撮っておいてあげるとたぶん斗真が喜ぶで~」とか、そういうお芝居場での立ち回り方みたいなことも教えてもらったり、さまざまなことを学ばせてもらった場所でもありました。「お芝居って楽しい!」と初めて思いました。それまでは、どうにかして成功させないと!という気持ちが強くて楽しむ余裕がなくて。そして僕自身が『VBB』で演じた役は蛍太郎という、なかなかウザくて、意図しているわけじゃないけど鼻につく天然キャラ。ふんどし姿になったり、ひたすらガムシャラにやっていました。自分のお芝居でお客さんだけでなく、カンパニーのみなさんが笑ってくれるのがすごく嬉しかったんです。そういう感覚も初めてで、稽古も本番もあっという間に終わってしまった感覚があったくらい、刺激的な毎日でした。だからこそ「必ずここに帰ってきたい!」と、切に願っていたんです。
――その想いが、やっと叶うことになりました。
10年ぶりに、ですからね。この10年の間でいろいろな舞台や映像をやらせてもらい、人間としてもさまざまな経験をして、僕自身ができるようになったこと、得たものすべてをしっかりと活かしたいと思っています。先輩たちに「上手くなったね!」と言ってもらえるように、精一杯がんばる所存です!
――そして今回は探偵モノでミステリー作品でありつつ、笑いも歌もたっぷり、という内容になりそうですが。
僕自身がこれまで観てきた新感線のお芝居とは、また雰囲気が違う作品になりそうですよね。福原さんの脚本からも、ちょっとアングラっぽいものを感じたというか。福原さんは安田(章大)くんと何度も舞台を一緒に作られている方じゃないですか。この間、安田くんとご飯に行った時にも「あの福原さんの世界観に新感線がどう混ざるんだろうね?」と話していたところだったんです。とはいえ、やはりチャンバラというか殺陣、アクションシーンはありそうですよね。僕、『VBB』では殺陣をやる機会がなくて「いいなあ」と眺めているだけやったので今回はぜひ、アイドルとして培ってきた運動神経を全面に活かせたら嬉しいなと思っています。
――ビジュアル撮影では、いかにも探偵らしい格好をされていましたが。
僕が演じる新田一は形から入る人なんやろうな、と思いました(笑)。実は僕自身もそういうタイプなんです。でも台本を読みながら、とにかくまずどこでふざけようっていうことを考えましたね。新田一としては、宮野さん演じるアケチコとの対比というところも大事になってくるような気もして。
――二人とも濃いキャラクター同士で、いいコンビになりそうです。
ここは決して負けないようにしなければ(笑)。それがホンマかどうかわからないけど、新田一は帰国子女らしいんで、それも形から入ってそう言ってるだけなのかもしれないけど、とにかくクセが強いことは確かです。台本を読んだ時は、どちらかというとアケチコのほうがクセが強い気もしたので、そことの対比でちょっとスカしたほうがいいかな?と考えていたんですが、ビジュアル撮影してみたら「あ、違う! むしろ似ていてもいいかも?」と思いました。でもまあ、これは稽古をやりながらもっと考えていこうと思います。ともかく『VBB』の稽古では本当におんぶに抱っこで、蛍太郎という役をいのうえさんに徹底的に作り上げてもらったと思っているので、今回は僕自身からもいろいろと提案できるようにがんばってみたいと思っています。
――宮野さんとご一緒することに関しては、いかがですか。
今回初めての共演になるんですが、僕、アニメが大好きなので「わぁ、あの宮野さんだ!」という気持ちがまずは大きかったです。本当にいろいろな作品で吹き替えをされていますからね。実際にご一緒できることはとても心強く感じています。そして古田さんとも今回が初共演で、正直かなりドキドキしています。舞台に出られているのを観ていると、いらっしゃるだけで空間が一気に“古田新太ワールド”になるというか、その場をすべて掌握されるような圧倒的な存在感が本当に毎度素晴らしくて。とにかく、たくさん勉強させていただきたいです。
――では、お客様に向けてメッセージをお願いします。
お客様を楽しませるのはもちろんですが、出る側の僕自身が一番に楽しむというのが大事だとずっと思っていて。僕が楽しいと、みんなも楽しんでもらえるんじゃないかと思うんですよね。
――楽しそうにされている空気って、伝わりますよね。
そうなんですよ。そのほうがお芝居もノってきますし。新田一というちょっと癖の強い役を僕自身がどう演じるか、ぜひ楽しみにしてもらえればと思います。
ちょっと前まで僕、髪の毛が金髪やったんですよ。でも今回のビジュアル撮影で地毛を活かすかもしれないと思って、事前に髪の毛の色を暗くしてきたんですが、思い切りカツラでした。まったく関係なかった、それが僕の中ではちょっと事件だったというか(笑)。だけど、モミアゲとか襟足とかが金色だとヘアメイクで苦労させてしまうかもしれないから、必要なことやったとは思うんですけどね。まあ、髪の毛を休ませる期間なんやとポジティブに思うことにしています。
アイドルグループ“WEST. ”のメンバーとして、2014年にCDデビュー。幼少の頃から始めたダンスの実力を活かしてグループの振付や、作詞・作曲、衣裳デザインを手掛けるなど多彩な一面を見せる。現在、バラエティ番組『ひらめけ!うんぴょこちゃんねる』(TBS)、『リア突WEST.レボリューション』(ABC)、ラジオ『bayじゃないか』(bayfm)にレギュラー出演中。近年の主な出演作に、【舞台】ミュージカル『プロデューサーズ』(24)、『幽霊はここにいる』(22-23)、『LUNGS』(21)、『正しいロックバンドの作り方 夏』(20)、【映画】『裏社員。-スパイやらせてもろてます-』(25)、【ドラマ】『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』(25・Lemino)、『ミッドナイト屋台〜ラ・ボンノォ〜』(25・CX)、『白暮のクロニクル』(24・WOWOW)などがある。劇団☆新感線にはSHINKANSEN☆RX 『Vamp Bamboo burn〜ヴァン!バン!バーン!〜』(16)に続いて2作目の参加となる。
神山智洋
TOMOHIRO KAMIYAMA――神山さんにとっては、10年ぶりの劇団☆新感線ですね。
「絶対にまた出たい!」と言っていた夢が、ようやくここで叶いました!
――また出たいと思われていたんですか。
もちろんですよ。僕自身の、お芝居に対する思い、向き合い方というものが大きく変わった転換点になったのが、それこそ10年前の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』(2016年、以下『VBB』)だったんですから。
――それは何をきっかけに、どんな方向性に変わったんでしょうか。
自分自身の価値観そのものもですけど、それまでの僕はめっちゃ人見知りでした。相手役の女優さんの目もなかなか見られないし、共演者と打ち解けるまでにすごく時間がかかるタイプで。だけど新感線の稽古場はアットホーム感がすごくあって、(生田)斗真くんや(中村)倫也くんや(小池)栄子さんや、ご一緒させていただいた方々、スタッフのみなさんが本当に優しく接してくださって。「これ、人見知ってる場合じゃない、そんなことはただの言い訳だ!」と気づけたんです。なおかつお芝居の経験も少なかったから、斗真くんが直属の先輩としていろいろ教えてくれる上、劇団員の(吉田)メタルさんからは殺陣の稽古中に「動画を撮っておいてあげるとたぶん斗真が喜ぶで~」とか、そういうお芝居場での立ち回り方みたいなことも教えてもらったり、さまざまなことを学ばせてもらった場所でもありました。「お芝居って楽しい!」と初めて思いました。それまでは、どうにかして成功させないと!という気持ちが強くて楽しむ余裕がなくて。そして僕自身が『VBB』で演じた役は蛍太郎という、なかなかウザくて、意図しているわけじゃないけど鼻につく天然キャラ。ふんどし姿になったり、ひたすらガムシャラにやっていました。自分のお芝居でお客さんだけでなく、カンパニーのみなさんが笑ってくれるのがすごく嬉しかったんです。そういう感覚も初めてで、稽古も本番もあっという間に終わってしまった感覚があったくらい、刺激的な毎日でした。だからこそ「必ずここに帰ってきたい!」と、切に願っていたんです。
――その想いが、やっと叶うことになりました。
10年ぶりに、ですからね。この10年の間でいろいろな舞台や映像をやらせてもらい、人間としてもさまざまな経験をして、僕自身ができるようになったこと、得たものすべてをしっかりと活かしたいと思っています。先輩たちに「上手くなったね!」と言ってもらえるように、精一杯がんばる所存です!
――そして今回は探偵モノでミステリー作品でありつつ、笑いも歌もたっぷり、という内容になりそうですが。
僕自身がこれまで観てきた新感線のお芝居とは、また雰囲気が違う作品になりそうですよね。福原さんの脚本からも、ちょっとアングラっぽいものを感じたというか。福原さんは安田(章大)くんと何度も舞台を一緒に作られている方じゃないですか。この間、安田くんとご飯に行った時にも「あの福原さんの世界観に新感線がどう混ざるんだろうね?」と話していたところだったんです。とはいえ、やはりチャンバラというか殺陣、アクションシーンはありそうですよね。僕、『VBB』では殺陣をやる機会がなくて「いいなあ」と眺めているだけやったので今回はぜひ、アイドルとして培ってきた運動神経を全面に活かせたら嬉しいなと思っています。
――ビジュアル撮影では、いかにも探偵らしい格好をされていましたが。
僕が演じる新田一は形から入る人なんやろうな、と思いました(笑)。実は僕自身もそういうタイプなんです。でも台本を読みながら、とにかくまずどこでふざけようっていうことを考えましたね。新田一としては、宮野さん演じるアケチコとの対比というところも大事になってくるような気もして。
――二人とも濃いキャラクター同士で、いいコンビになりそうです。
ここは決して負けないようにしなければ(笑)。それがホンマかどうかわからないけど、新田一は帰国子女らしいんで、それも形から入ってそう言ってるだけなのかもしれないけど、とにかくクセが強いことは確かです。台本を読んだ時は、どちらかというとアケチコのほうがクセが強い気もしたので、そことの対比でちょっとスカしたほうがいいかな?と考えていたんですが、ビジュアル撮影してみたら「あ、違う! むしろ似ていてもいいかも?」と思いました。でもまあ、これは稽古をやりながらもっと考えていこうと思います。ともかく『VBB』の稽古では本当におんぶに抱っこで、蛍太郎という役をいのうえさんに徹底的に作り上げてもらったと思っているので、今回は僕自身からもいろいろと提案できるようにがんばってみたいと思っています。
――宮野さんとご一緒することに関しては、いかがですか。
今回初めての共演になるんですが、僕、アニメが大好きなので「わぁ、あの宮野さんだ!」という気持ちがまずは大きかったです。本当にいろいろな作品で吹き替えをされていますからね。実際にご一緒できることはとても心強く感じています。そして古田さんとも今回が初共演で、正直かなりドキドキしています。舞台に出られているのを観ていると、いらっしゃるだけで空間が一気に“古田新太ワールド”になるというか、その場をすべて掌握されるような圧倒的な存在感が本当に毎度素晴らしくて。とにかく、たくさん勉強させていただきたいです。
――では、お客様に向けてメッセージをお願いします。
お客様を楽しませるのはもちろんですが、出る側の僕自身が一番に楽しむというのが大事だとずっと思っていて。僕が楽しいと、みんなも楽しんでもらえるんじゃないかと思うんですよね。
――楽しそうにされている空気って、伝わりますよね。
そうなんですよ。そのほうがお芝居もノってきますし。新田一というちょっと癖の強い役を僕自身がどう演じるか、ぜひ楽しみにしてもらえればと思います。
ちょっと前まで僕、髪の毛が金髪やったんですよ。でも今回のビジュアル撮影で地毛を活かすかもしれないと思って、事前に髪の毛の色を暗くしてきたんですが、思い切りカツラでした。まったく関係なかった、それが僕の中ではちょっと事件だったというか(笑)。だけど、モミアゲとか襟足とかが金色だとヘアメイクで苦労させてしまうかもしれないから、必要なことやったとは思うんですけどね。まあ、髪の毛を休ませる期間なんやとポジティブに思うことにしています。
アイドルグループ“WEST. ”のメンバーとして、2014年にCDデビュー。幼少の頃から始めたダンスの実力を活かしてグループの振付や、作詞・作曲、衣裳デザインを手掛けるなど多彩な一面を見せる。現在、バラエティ番組『ひらめけ!うんぴょこちゃんねる』(TBS)、『リア突WEST.レボリューション』(ABC)、ラジオ『bayじゃないか』(bayfm)にレギュラー出演中。近年の主な出演作に、【舞台】ミュージカル『プロデューサーズ』(24)、『幽霊はここにいる』(22-23)、『LUNGS』(21)、『正しいロックバンドの作り方 夏』(20)、【映画】『裏社員。-スパイやらせてもろてます-』(25)、【ドラマ】『ミッドナイト屋台2〜ル・モンドゥ〜』(25・Lemino)、『ミッドナイト屋台〜ラ・ボンノォ〜』(25・CX)、『白暮のクロニクル』(24・WOWOW)などがある。劇団☆新感線にはSHINKANSEN☆RX 『Vamp Bamboo burn〜ヴァン!バン!バーン!〜』(16)に続いて2作目の参加となる。