2015年にドラマ『母さん、俺は大丈夫』(NTV)で俳優デビュー。19年にはドラマ『左ききのエレン』で初主演を務める。映画・ドラマと数多くの話題作に出演し注目を集めている。近年の主な出演作品は、【舞台】『里見八犬伝』(21)、【映画】『恋は光』『20歳のソウル』(22)、『親密な他人』『彼女が好きなものは』『裏アカ』『樹海村』(21)、【ドラマ】『17才の帝国』(NHK・22)、『ナンバMG5』(CX・22)、『先生のおとりよせ』(TX・22)、『青野君に触りたいから死にたい』(WOWOW・22)、『顔だけ先生』(CX・21)など。劇団☆新感線には本作が初参加となる。

神尾楓珠
コメント

――今日はチラシ用の撮影でしたが。

撮影自体は、あっという間に終わってしまったんですが、いよいよ始まるんだなと思って少し気が引き締まりました。

――ああいう白い襟をつけることなんて、ないですよね(笑)。

初めてつけました(笑)。だけど撮影前にチラシとポスターのデザインを見せていただいたんですが、すごくカッコよかったです。そこに自分も入れるのかと思うと、ますます実感が湧いてきました。

――劇団☆新感線には初参加です。今回の出演のお話を最初に聞いた時はどう思われましたか。

不安でしたね。新感線の舞台はもちろん人気もありますから。ものすごくプレッシャーを感じました。舞台の経験もまだ2回目ですし。でも、だからこそ、せっかく出られるなら経験させていただこうと思ったんです。いろいろなことを、吸収させてもらえたらと思っています。

――台本を読まれてみてのご感想は。

僕は前回の『薔薇とサムライ』を、DVDでもまだ観ていなくて。それでも、話がスッと入ってきましたし、とにかくそれぞれのキャラクターがとても面白かったです。この物語の中に自分が入れることは、とても楽しみだな、と思いました。

――古田さんと天海さんと共演することについてはいかがですか。

いやー、お二人とも今回初めて共演させていただくので……正直に言わせていただくと、とても怖いです……(笑)。絶対、緊張するだろうなと思っています。

――新感線という劇団には、どんなイメージがありますか。

エンターテインメントの要素がたっぷり入った舞台で、とてもメリハリのある、すごいお芝居をされるという印象です。ただ、そこに出るにあたっては、いろいろなことができる俳優じゃないといけないのではないのかな、というイメージもあります。

――歌えて、アクションができて、お笑いもできて、という?

そうですね。僕はそのどれに関しても、自信なんてまったくないです!

――その中で、あえて選ぶとしたら?

初めて経験した舞台が『里見八犬伝』で、その時に殺陣をちょっと習ったので。それが少しでも活かせたら、ちょっとでも観ている方の目をひきつけられたらいいなとは思いますが。今回はアクションチームの方々にわからないことはどんどん質問して、たくさん稽古を重ねて成長できたらいいなと思っています。

――共演者の中で気になる方はいますか。

全員の方と初共演なんです。実は天海さん主演のドラマには出演しているのですが、一緒のシーンがなくて現場でもお会いできていなくて。このカンパニーの中では、西垣くんが同世代なので仲良くなれたらいいなと思っているところです。

――現時点での、目標は。

舞台の表現の仕方が、まだ全然わかっていないので。それを学んで身に付けて、今後の仕事につなげられたらいいなと思っています。でも今はまだ、どういう演出を付けられるのかも、まったく予想がついていないものですから。

――いのうえさんがどういう演出をされるのか、噂で耳にされたりはしていますか。

はい。向井理さんから、立ち位置に関することとかは教わりました(笑)。でも僕、舞台の経験が少ないので。むしろ細かく指示をしていただいたほうが、自分的には動けるのかもしれません。「自由にやってみて」と言われてしまうと、戸惑ってしまいそうな気もしますし。

――では、お客様へメッセージをいただけますか。

僕の場合、舞台に立つ機会があまりなかったので、せっかくならこの機会に劇場で、ナマのお芝居を観に来ていただけたらうれしいです。

Profile2015年にドラマ『母さん、俺は大丈夫』(NTV)で俳優デビュー。19年にはドラマ『左ききのエレン』で初主演を務める。映画・ドラマと数多くの話題作に出演し注目を集めている。近年の主な出演作品は、【舞台】『里見八犬伝』(21)、【映画】『恋は光』『20歳のソウル』(22)、『親密な他人』『彼女が好きなものは』『裏アカ』『樹海村』(21)、【ドラマ】『17才の帝国』(NHK・22)、『ナンバMG5』(CX・22)、『先生のおとりよせ』(TX・22)、『青野君に触りたいから死にたい』(WOWOW・22)、『顔だけ先生』(CX・21)など。劇団☆新感線には本作が初参加となる。