2009年、スカウトをきっかけに芸能界入りし、10年ドラマ「素直になれなくて」(CX)で俳優デビュー。同年「ハンマーセッション!」(TBS)「秘密」(EX)と続けてドラマ出演を果たし注目を集める。13年「獣電戦隊キョウリュウジャー」の主人公キョウリュウレッド・桐生ダイゴ役に抜擢され脚光を浴びる。以降、話題作に立て続けに出演している。近年の主な出演作に【ドラマ】「ライオンのおやつ」(21・NHKBSプレミアム)、「レンアイ漫画家」(21・CX)、【映画】「リスタートはただいまのあとで」「弱虫ペダル」「ぐらんぶる」(20)、【舞台】「大地」(20)、「大きな虹のあとで~ 不動四兄弟~」(17)などがあり、22年にはNHK連続ドラマ小説「ちむどんどん」への出演が決定している。劇団☆新感線には18年の「修羅天魔〜髑髏城の七人 Season 極」以来2作目の参加となる。

竜星涼
コメント

僕が『修羅天魔』に出させていただいたのは、もう3年前になるんですね。つい去年のことに思えるくらい自分にとっては濃厚かつ印象深い舞台だったので、こうしてまたすぐに劇団☆新感線のみなさんと会えて一緒に芝居がやれるなんて本当にうれしいです。

今回僕が演じる悪兵太に関しては、劇団のみなさんが見抜いた僕の本質をキャラクターに反映したと言われていまして。数カ月前にいのうえさんにお会いした時「次はワイルドな役だから」とおっしゃるので、どういうことだろう?と思ったら「竜星の好きな某YAZ〇WAな感じ」と言われて(笑)。その後台本をいただき読んでみたら、たとえば『髑髏城の七人』の兵庫みたいな、新感線に必ず出てくるワイルドキャラというかお調子者だけど男気のある、あの役柄を今度は僕がやらせていただくんだ!ということに気づきました(笑)。前回は女形がメインの前半と、後半はそこから裏切った形で戦ったりしていましたが、それとはまるで違うイメージになります。だけど僕はまさにあの時、兵庫を演じていた福士誠治さんを隣でずっと見ていて「あの役は楽しそうだな、面白そうだな」と思うと同時に「めちゃくちゃ大変だろうな!」ということも感じていました。とはいえ悪兵太は僕の本質であるなら、素には近いはず。クールでミステリアスではなく、お調子者で明るい竜星がこの舞台ではお見せできることと思います。

前回は初めての新感線でものすごく緊張していましたし、やることがめちゃくちゃいっぱいあって大変でしたが自分にとってターニングポイントの舞台にするためにとにかく一生懸命でした。今回も、やはりいのうえさんから千本ノックを受けることになるのかなと覚悟もしつつ、でも楽しくやれそうな気もしているんです。カラオケでYAZAWAの曲を歌っている時の、一番楽しい気分の自分が出せるように、ノリノリでやらせていだだこうかなと思います。それに3年も経っているので僕も少しは成長した姿を、みなさんに見ていただきたいです。今、こういう世の中ではありますがそれをすべて笑いで吹っ飛ばしてくれる痛快さがある、まさに劇団☆新感線らしい舞台になるはずです。大いに笑っていただけたらと思います、どうぞヨロシクッ!(笑)

キツネに化かされたと思ったエピソード
この世界に入ったこと自体、騙されたようなものかもしれません(笑)。スカウトされてまずレッスンを体験させていただくことになったのですが、所属になる前にドラマが決まり、有難いことに、そのまま進んで今に至るので。昔の自分では想像もしていなかったので、今もキツネに化かされているような不思議さはありますね。

Profile 2009年、スカウトをきっかけに芸能界入りし、10年ドラマ「素直になれなくて」(CX)で俳優デビュー。同年「ハンマーセッション!」(TBS)「秘密」(EX)と続けてドラマ出演を果たし注目を集める。13年「獣電戦隊キョウリュウジャー」の主人公キョウリュウレッド・桐生ダイゴ役に抜擢され脚光を浴びる。以降、話題作に立て続けに出演している。近年の主な出演作に【ドラマ】「ライオンのおやつ」(21・NHKBSプレミアム)、「レンアイ漫画家」(21・CX)、【映画】「リスタートはただいまのあとで」「弱虫ペダル」「ぐらんぶる」(20)、【舞台】「大地」(20)、「大きな虹のあとで~ 不動四兄弟~」(17)などがあり、22年にはNHK連続ドラマ小説「ちむどんどん」への出演が決定している。劇団☆新感線には18年の「修羅天魔〜髑髏城の七人 Season 極」以来2作目の参加となる。