2013年より俳優活動を開始し、ドラマ「あさが来た」(15-16・NHK)で注目を集め、以降、映画・ドラマの話題作に多数出演。CM出演やラジオ「UR LIFESTYLE COLLEGE」(J-WAVE)のナビゲーターを務めるなど多方面で活躍している。近年の主な出演作に【ドラマ】「レンアイ漫画家」(21・CX)、「華麗なる一族」(21・WOWOW)、「時効警察はじめました」(19・EX)、「健康で文化的な最低限度の生活」(18・KTV/CX)、【映画】「漁港の肉子ちゃん」(21・声の出演)、「ゾッキ」(21)、「泣く子はいねぇが」(20)、「見えない目撃者」(19)、【舞台】「白昼夢」(21)、「ベイジルタウンの女神」「FORTUNE」(20)など。劇団☆新感線には本作が初参加となる。

吉岡里帆
コメント

やはり一度は劇団☆新感線に出てみたいという気持ちは、私にもありました。実際に観に行くともちろん演者のカッコ良さやキレの良さにも目を奪われますが、何よりも劇場内のお客さんが沸いていてアツい熱気に包まれているのを感じるので、こんな風にお客さんが心から楽しみに思っている作品に出られる役者ってすごく幸せだろうなといつも思っていたんです。ですから今回お声をかけていただけて本当にうれしくて。それに、あの新感線に出られるということはきっとこれまでとは違う自分の新たな一面が開かれていくのではないかと、そんな予感さえしています(笑)。

最初にお話を聞いた時は、妖がたくさんでてくるということでちょっとおどろおどろしい世界観を想像して、きっと今回も新感線らしく現実からパッと一瞬で舞台の世界に引き込まれるような物語が始まるんだろうなと思ってワクワクしました。それで“狐霊”ときいて白っぽい和風なイメージなのかなと勝手に考えていたら、ポスター撮影のときに実際に用意されていた衣裳とヘアメイクがまったく違って。「やっぱり劇団☆新感線ってこうだよね!」って改めて思いました(笑)。衣裳部のスタッフさんは中国の山岳民族風とおっしゃっていましたが、すごくカラフルなピンクの衣裳にウィッグもピンク、キュートな雰囲気もありつつロックな強さみたいなものが前面に出ていて。少年心をくすぐる、それも“萌え”のほうではなくてバトルものに出てくるキャラクターの強さみたいなものを感じさせるビジュアルでした。戦闘能力があり、でも陰があって明るい世界にだけいたわけでもないようなセンシティブな感じを出しつつも、闇の中での戦いが待ち受けている運命も背負っているような……。撮影の時点から、早くもキャラクターを探る作業が始まっていることを痛感しました。初めて見るような武器も用意していただいて、持ち方を教わりながらも「これはかなり面白い戦闘シーンになるんじゃないかな」とも思いました。

他の演出家の方とは全然やりかたが違うという噂を聞いていますので、いのうえさん独特の演出を受けられるということには今から興味津々です。演者も多いですし、きっと大勢でしか見せられないシーンもたくさんあると思われるので、お客さんがハッとするような派手なシーンをこの共演者のみなさんとチームワーク良く作れることも、とても楽しみにしています。

キツネに化かされたと思ったエピソード
CMで長いことキツネを演じさせていただいていて、街でお子さんから「キツネの人だー!」って言ってもらうこともよくあるので狐との縁はあったのかもしれませんが。まさか劇団☆新感線からキツネ役でオファーが来るとは思ってもみなかったので、お話を聞いた時には一瞬「あれ? 私、化かされているのかな??」という気持ちにはなりました(笑)。

Profile 2013年より俳優活動を開始し、ドラマ「あさが来た」(15-16・NHK)で注目を集め、以降、映画・ドラマの話題作に多数出演。CM出演やラジオ「UR LIFESTYLE COLLEGE」(J-WAVE)のナビゲーターを務めるなど多方面で活躍している。近年の主な出演作に【ドラマ】「レンアイ漫画家」(21・CX)、「華麗なる一族」(21・WOWOW)、「時効警察はじめました」(19・EX)、「健康で文化的な最低限度の生活」(18・KTV/CX)、【映画】「漁港の肉子ちゃん」(21・声の出演)、「ゾッキ」(21)、「泣く子はいねぇが」(20)、「見えない目撃者」(19)、【舞台】「白昼夢」(21)、「ベイジルタウンの女神」「FORTUNE」(20)など。劇団☆新感線には本作が初参加となる。