1991年TVドラマで女優デビュー。06年には「フラガール」で第30回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、第19回日刊スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞。08年には「デトロイト・メタル・シティ」、「容疑者Xの献身」で第32回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。演技派女優として幅広いジャンルの作品で活躍している。近年の主な出演作に、【ドラマ】「松尾スズキと30分の女優2」(22年3月予定・WOWOW)、「邪神の天秤 公安分析班」(22年2月・WOWOW)、「初情事まであと1時間」(21・MBS)、「エアガール」(21・EX)、「ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜」(19・NHK)、「サイン 法医学者柚木貴志の事件」(19・EX)、「半分、青い。」(18・NHK)、【映画】「甘いお酒でうがい」(20)、「鋼の錬金術師」(17)、「古都」(16)、【舞台】「海王星」「藪原検校」(21)、「そして春になった」(20)、「ハムレット」(19)、「ゲゲゲの先生へ」(18)など。劇団☆新感線には「髑髏城の七人」Season鳥(17)など5作目の参加となる。

松雪泰子
コメント

――2年経って『神州無頼街』が再始動した、現在の心境は。
いよいよ来た!という喜びでいっぱいです。この2年間、この作品に限らずすべての演劇公演が無事に行われてほしいという想いを抱き続けてきました。ですから、こうして再び動き出したことはうれしいですし、とても気合が入っています!!(笑) そしてなにしろ、兄(髙嶋政宏)がものすごく楽しんでいらっしゃるので!

――今日のヴィジュアル撮影では、がっつりツーショットもありましたね。
なんだか、すごかったですよね!今回は本当に、兄がどんな感じの蛇蝎さんになって現れるのかが大きなポイントだと思うんです。兄と一緒に歌わせていただけることも、とっても楽しみです。がんばります!

――新感線の本公演に出る際の楽しみや、新感線ならではのことというと。
そこはやはり“いのうえ歌舞伎”と銘打たれていても、ベースに笑いがあるところです!歌も踊りも芝居もどこよりもダイナミックな演劇だと思っています。

――今回、松雪さんが演じられる<麗波>はかなり個性的な役柄ですが。
さっき撮影した、兄が演じる蛇蝎との並びの強烈なヴィジュアルだけで、もうおなかいっぱいという感じですよね(笑)。あの状態で舞台上で動くわけですから、私たちたぶんものすごいことになっちゃうんだと思います!笑! 二人だけでなく、蛇蝎ファミリーが出てくるだけで、みなさん楽しんでいただけるんじゃないかと思います。

――悪を演じるということに関しては、どんな面白みを感じていますか。
新感線さんの舞台で、ここまで徹底して悪い役を演じるのは初めてなんですよね。リミッターを振り切っちゃっていいくらいの自由さが、悪役を楽しめるポイントになるのではないかなと思っているところです。

――しかも隣にいるのが髙嶋さんだと、悪に拍車がかかりそうです。
役柄上、私が手綱をしっかり持って、ピシッ!みたいな役回りになりそうな気もします(笑)。

――今から、稽古に向けて特に楽しみなことは。
ステージアラウンド公演以来の劇団☆新感線さんです。身体をきちんと整えて稽古に臨まなければいけませんから、引き続き強化をしつつ万全な体調で向かいたいと思います。新感線さんの舞台って、俳優のエネルギーをお客様と一緒に共有する、エネルギーショーみたいなところもあると思うんです。ぜひ劇のパワーを一緒に感じて楽しんでいただいて、恋をしていただければ、かなり楽しいひとときになるのではないでしょうか。そういう使命感みたいなものは、新感線さんに出る時にはいつもありますね。

――では最後に、お客様に向けてのお誘いのメッセージをいただけますか。
満を持して、やっと我々の『神州無頼街』が始動いたします。長らくお待たせをいたしました、が、我々も気合充分!みんな、すごくエネルギーを溜めていたに違いないと思うし、本当に楽しみにしてきましたので、その圧を劇場に感じに来て頂いたら幸いです!

Profile 1991年TVドラマで女優デビュー。06年には「フラガール」で第30回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、第19回日刊スポーツ映画大賞主演女優賞を受賞。08年には「デトロイト・メタル・シティ」、「容疑者Xの献身」で第32回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。演技派女優として幅広いジャンルの作品で活躍している。近年の主な出演作に、【ドラマ】「松尾スズキと30分の女優2」(22年3月予定・WOWOW)、「邪神の天秤 公安分析班」(22年2月・WOWOW)、「初情事まであと1時間」(21・MBS)、「エアガール」(21・EX)、「ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜」(19・NHK)、「サイン 法医学者柚木貴志の事件」(19・EX)、「半分、青い。」(18・NHK)、【映画】「甘いお酒でうがい」(20)、「鋼の錬金術師」(17)、「古都」(16)、【舞台】「海王星」「藪原検校」(21)、「そして春になった」(20)、「ハムレット」(19)、「ゲゲゲの先生へ」(18)など。劇団☆新感線には「髑髏城の七人」Season鳥(17)など5作目の参加となる。