幼少の頃より子役として活動し、2001年に海外ドラマ「私ケイトリン」の吹き替えで声優デビュー。テレビアニメ、劇場版アニメ、吹替えのほか、映像作品や舞台など俳優としても活躍する声優界のトップランナー。08年には歌手デビューも果たし、ライブ活動も精力的に行っている。近年の主な出演作に【ドラマ】「DCU」(22・TBS)、「半沢直樹」(20・TBS)、「ゆうべはお楽しみでしたね」(19・TBS)、【映画】「映画演劇 サクセス荘」(21)、【舞台】「ウェイトレス」(21)、「カチカチ山」(20)、「ウエスト・サイド・ストーリー」Season1(19-20)、声優としては【テレビアニメ】「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」(22)、「うらみちお兄さん」【劇場版アニメ】「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」「バブル」(22)、「竜とそばかすの姫」「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」(21)【映画吹き替え】「ファンタスティック・ビースト」シリーズ(16-22)、「モンスターハンター」「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」(21)など。劇団☆新感線には「髑髏城の七人」Season月〈下弦の月〉に続いて2作目の参加となる。

宮野真守
コメント

――『神州無頼街』が再始動した、現在の心境はいかがでしょうか。
関わっているみなさんの熱が、この2年でより高まっているのを感じてワクワクしています。ホント、とんでもないものが出来上がっちゃう予感がします(笑)。

――改めて台本を読み直し、思うところもあったのでは。
改訂版を新たにいただいて、2年前に頂いたものと大筋は変わっていませんが、前回よりさらにブラッシュアップされた台本になっていましたね。そして自分としては(中島)かずきさんにあて書きしていただけたことがとにかくうれしいですし、それと同時にプレッシャーと緊張感もあるのですが、この2年の間にいのうえ(ひでのり)さんの演出で『カチカチ山』をやらせていただいた経験があるので、以前とはまた違って若干の自信を身に付けてから臨めるわけなので。こうして台本を改めて読むと、とてつもなく大変だとは思うものの、プレッシャーよりワクワク感のほうが若干勝ってきました。当初は僕の性格も加味した上でかずきさんがあて書いてくださった、口八丁で物事に絡んでいく“口出し屋”の草臥という役どころゆえにセリフ量がものすごく多くてビビっていたのですが。ところが『カチカチ山』が二人芝居だったこともあって非常~に大変だったもので(笑)。あの作品をやり遂げたのだから、今回もいけるかもしれない、と。

――自信にも余裕にもつながった(笑)。
そうです。あれが出来たという経験値が得られましたから、その点では自分を信じてあげられるかなと。しかもいのうえさんの演出も、ガチでみっちりたっぷり受けられたので、その経験も大きいです。

――福士蒼汰さんと共に舞台に立てることについては。
福士くんと一緒に舞台に立てること自体が、僕にはスペシャル過ぎる出来事なんですよ。想いを共有して一緒に『髑髏城の七人』Season月をやり、コロナ禍の中で『浦島さん』と『カチカチ山』を同じ劇場で同時にやったんですけど、実はまだ一度も一緒に舞台には立てていないという、不思議な関係性なので。なんだか、いざ稽古が始まったら最初は気恥ずかしさがあるんじゃないかなと想像するくらいです。まるで、恋をしているかのような気分ですよ(笑)。

――最後に、お客様に向けてお誘いの言葉をいただけますか。
今回はなにしろ僕、“口出し屋”なので。いろいろな出来事に絡み、いろいろな人のお尻を拭いていくみたいな役割もするのかな(笑)。そして歌あり踊りあり殺陣あり、みたいな場面にも存分に絡んでいくキャラクターでもあると思われます。『~無頼街』は台本の時点から伝わる、お祭り感があって。それがたぶん今回の最大の目玉になってくるんでしょうし、そこに2年間待ったみんなの熱だったり感情も乗っかってきて、ものすごい大きなお祭り騒ぎができるんじゃないか、とても派手で気持ちのいい作品になるんじゃないかと思っています。そこに自分もしっかり乗っかって、最高のパフォーマンスができるようにというのが自分の最大の目標です。と、いろいろ言っていますが、面白いことはまず間違いないです。たぶん、みなさんがヴィジュアル写真から感じてもらっている通り、とにかくド派手で、お客さんの心も丸ごと巻き込んで一緒にどんちゃん騒ぎをするような作品ですので、思いっきり楽しみに来てほしい。心も何もかも丸裸になって、笑って泣いて感情を爆発させて帰ってほしいなと思いますね。そういう作品だと思うし、それが出来るカンパニーなので。ぜひお客様も、僕らのさらけ出した部分を感じてもらいつつ、一緒に裸になって存分に楽しんでもらいたいなと思います。

Profile 幼少の頃より子役として活動し、2001年に海外ドラマ「私ケイトリン」の吹き替えで声優デビュー。テレビアニメ、劇場版アニメ、吹替えのほか、映像作品や舞台など俳優としても活躍する声優界のトップランナー。08年には歌手デビューも果たし、ライブ活動も精力的に行っている。近年の主な出演作に【ドラマ】「DCU」(22・TBS)、「半沢直樹」(20・TBS)、「ゆうべはお楽しみでしたね」(19・TBS)、【映画】「映画演劇 サクセス荘」(21)、【舞台】「ウェイトレス」(21)、「カチカチ山」(20)、「ウエスト・サイド・ストーリー」Season1(19-20)、声優としては【テレビアニメ】「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」(22)、「うらみちお兄さん」【劇場版アニメ】「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」「バブル」(22)、「竜とそばかすの姫」「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」(21)【映画吹き替え】「ファンタスティック・ビースト」シリーズ(16-22)、「モンスターハンター」「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」(21)など。劇団☆新感線には「髑髏城の七人」Season月〈下弦の月〉に続いて2作目の参加となる。