西野七瀬 コメント

劇団☆新感線に出演することになって、まず思ったのは「ホントに……? 誰かが何かを間違えているんじゃないのかな?」ということでした。演劇の経験がほとんどない私がいきなり新感線にだなんて贅沢過ぎるというか、ものすごい飛び級だなといいますか。プレッシャーも、もちろんあります。実際に公演の情報が出てからはいろいろな方から「スゴイね!」って、たくさん声をかけていただいています。

これまでに新感線の舞台は何本か拝見していますが時代劇が多かったので、今回の台本を読んだ時は現代の劇団の話でとても意外でした。その中で私が演じるのは、ある意味可愛い要素が求められる役柄なのかな、でも自分との共通部分がなさそうで、なんだかちょっと恥ずかしくて(笑)。でも、求められることにはしっかり応えたいと思っています。

いつか、舞台に出てみたいとは思っていました。仲良くしている乃木坂46のメンバーの子とか、周りに舞台経験者が多かったので。その様子を見ていると確かに大変そうなんだけど、みんな口を揃えて「すごく楽しい!」って言うので、そのたびに「いいなあ、私はまだそれ知らないな」と思っていたんです。今回のご縁は自分にはかなり大きな試練のひとつではあるんですけど、私はそういう難しいチャレンジのほうが「よっしゃ!」って気持ちになるほうなので、力一杯ぶつかっていきたいです。キャストのみなさんとは全員と初めましてなので、自分からも聞きに行ったりして、芝居のことはもちろん喉をつぶさずに聞き取りやすい声の出し方やケアの方法など、いろいろ教えて頂きたいです。

きっと、今まで見たことのない私の姿をご覧頂けることになるはずです。それをぜひともナマで目撃してもらえたら、とても嬉しく思います。

舞台に立つ上での信条

ライブのステージに立っていた時期から時間が経っているので、今は初日を想像するだけで少し怖さもあります。緊張し過ぎて、それに飲まれないようにしたいです。ライブの時には舞台に出てしまえば開き直って柔らかくなれていたので、そうなれるといいなと思っています。

Profile Nishino Nanase 乃木坂46第1期生オーディションに合格、2012年に1stシングル『ぐるぐるカーテン』でCDデビューを果たす。15年から『non-no』(集英社)の専属モデルを務めている。18年に乃木坂46を卒業、現在は女優として活躍している。19年に出演した、『あなたの番です』(NTV)では、交換殺人ゲームの黒幕である猟奇殺人犯・黒島沙和を怪演し、大きな反響を呼んだ。近年の主な出演作に、【映画】『一度死んでみた』(20)、『コルボッコロ』(19・声の出演)、『あさひなぐ』(17)【ドラマ】『アンサング・シンデレラ』(20・CX)、『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ』(19・TX)、『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』(18・TX)などがある。現在、『ライオンのグータッチ』(CX)、『グータンヌーボ2』(KTV)のレギュラーMCを務めている。