INOUE Hidenori

いのうえひでのり

主宰・演出

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『髑髏城の七人』は、これまで何度も上演したし、色んなバージョンもやり尽くしてお腹一杯ですが。IHIステージアラウンド東京という特殊な劇場で上演したエンターテインメントに寄せた演出の印象が、お客様にとても強く残っていると思うんです。なので、最後にプロセニアムの普通の劇場で、決定版として終わらせるために改めてこの作品に挑みたかった。物語の根本は普遍的で面白いものなので、きっと形を変えて作品そのものは残っていくと思っています。でも、脚本自体が若さを欲するものなので、体力や年齢含めて、劇団でやるなら今回が限界!

捨之介という役は、人を受け止められる器の大きい技量のある役者さんでないと託せない。誰にしようか考えていた時に、23年の『天號星』で太一の成長に確かな手ごたえを感じて、捨之介を託せる、と思ったんです。ただ、太一は『髑髏城の七人』には何度も出演している“ミスター髑髏城”(笑)。「もういいよ。」と言われるかな、と思ったのですが、まんざらでもなかったようで、受けてくれてよかったです。

「LAST STAND」と銘打ち、新感線としてはこれが最後になりますし、今の心持としてはこれが“髑髏城の決定版!”というものにしたい。とはいえど、劇団員の高齢化もあり一気に若返るキャストで上演する、最後といいつつ新たな挑戦でもありますので、お見逃し無いように。